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もしも月給が上がったら

第2190回
〜林伊佐緒/新橋みどり〜
 
以前、所ジョージさんがテレビ番組で「一日一万円稼げたら、人生の生活は充分です」と発言していた。
これはキザでなくて、至極最もと私は思いました。
お蔭様で仕事があるとそれなりにオアシをいただきます。
しかし、使う時間が無かったり、はたまたオアシをいただいても体を壊してしまったり、結局は使う限度をいつか知るわけであります。
となると、一日一万円ってのは、もちろん、平均しならして、ああ、なるほど、って計算になるんです。
そしてそう考えるとまた気持ちも楽でして。
どうしよう
どうしよう
ともあまりならない。
人間、ある程度、オアシがないと楽しいこともまた制限されたりといささかストレスになりますから、オアシが無い、ってのは悲しい。
稼ぐに上限はないが、使う上限ってのはおのずと決まってしまうようだ。
わたしは残念ながら経験がないが、ふんだんにお金を持っていてもふとむなしくなることがあるそうだ。
いいねー経験してみたいものですが笑

ただ無きゃないでみじめですよ笑

ただ、あまり金といふものに私はガツガツしないのは、芸人として、たまに自暴自棄に陥ることもある。
お金にたいする欲がない、ということは、芸事の上昇には繋がらないのではないか、と我が身せめてしまうのです。
まあ、焦りますよ。
ただ、とにかくお金ある、なし、で一喜一憂するといふことは生きている証拠だし、また、元々そういう欲がないんだから、無理に我が身精神を変えたところで変わるもんじゃなかろう。

ウダウダ書いていてもだから結局、おさまるところはいつも通り
となるが、金で買えない幸せも随分経験しているし、やっぱり、幸せってのはそれぞれで、それでいいんでしょうね、人間って。
唄の世界はとても素敵で、「もしも月給が上がったら」なんて歌を聴くと、まだ月給が上がる前から、夢を、語り、それだけで幸せなんだろう、と感じます。
そりゃ、月給が上がればそれにこしたことはないが、上がる前からワクワク語るなんざ、幸せの極みですよね笑

戦前の、デュエットお送りします。
「もしも月給が上がったら」歌唱は林伊佐緒、新橋みどりのご両人であります。
2018.01.24 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

雪の降る町を

第2189回
この人この歌
〜高英男〜

えらい雪でありました。
寄席は毎日休みなし、とは、よく昔から言ったもんで、昨日もございました。
お客様も雪の日にもかかわらずのご来場、まさに寄席の決死隊!笑
ありがとう御座います。
感謝感謝であります。
雨よりも雪、となりますと、芸人は異常にどきどきするんです。
お客様のご来場、大丈夫かしら?と。
だから高座に出た瞬間にお客様がいらっしゃると、もう、全身全霊で口演いたします!!

今日も雪、残りそうです。
くれぐれもお気を付けくださいませ。
高英男さん歌唱「雪の降る町を」、この歌を聴きますと、なんとも雪は幻想的であります。
ただ、現実は大変ですねー、だから歌ってのは本当によくできていますね。
2018.01.23 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

白い船のいる港

2188回
〜平野愛子〜

今月の神奈川海老名に行く頻度が半端ない笑

中津第二小学校もそうだし、昨日も今日も海老名行き来しています笑

神奈川とすると、にぎわい座も行ったし、23日が厚木、25日は伊勢原と神奈川率かなり高くなっている。

「港が見える丘」のヒットがあるからか、神奈川に来ると車内で平野愛子の歌声を聴きたくなるのだ。
また「白い船のいる港」も大好きな曲である。
懐かしい歌声が好きな私が最近になり、平野さんのメロディが好きになる。
あのアンニュイな感じが分かってきたのか、はたまた我が身年をとったのか分からないが、平野愛子作品のヒットの中で「白い船のいる港」と「君待てども」はたまらなく好きだ。
FMカオン特番「流行歌大行進」でも必ずといっていいほど、平野愛子さんの曲のリクエストがある。
今回は「君待てども」があった。
やはり、FMカオンが神奈川にあるからか、「港が見える丘」のイメージがあるのか、横浜方面からの平野さんのリクエストが続きます。
歴史を、彩った名歌手であることは間違いありません。
大きなイメージというのは、本当に、強くて、後世までその影響を、残すんだなあとつくづく感じます。
ただ、いい意味で眠くなるのが私が昔から平野愛子さんの歌声で感じるイメージだ。
なんだろうか?
運転には、危なくて仕方ない笑

明日は東京は雪の予報です。
降っても降らなくても皆様、どうぞお気を付けくださいませー。
2018.01.22 Monday | comments(0) | trackbacks(0)-

人生一路

第2187回
この人この歌
〜美空ひばり〜
 
本日、FMカオン特番「流行歌大行進」再放送、午後4時から三時間そのままございます。
聞き逃された方、今一度、聴いてくださる方、どうぞ宜しくお願いします。
可聴方法はFMカオンホームページをご覧ください。

今回もオールリクエストで放送!
まあ、とにかくこの番組もお蔭様で、大好評で、今回で18回目の特番となりました。
で、わたしの好み??を、ご存じなのか、はたまた気を使ってくださるのか、ちゃーんと、戦前から戦後すぐの歌やなんかもリクエストいただくんですから、もう感謝感謝でありんす!!

では明日の再放送、聴いてくださる方の参考に今回の放送曲記載いたします。

放送順に
津軽海峡冬景色(石川さゆり)
冬のリヴィエラ(森進一)

北国の春(千昌夫)
誰か故郷を想わざる(霧島昇)
早く帰ってコ(青木光一)
帰ってこいよ(松村和子)
哀愁列車(三橋美智也)
東京行進曲(佐藤千夜子)
洒落男(二村定一)
東京は恋人(大津美子)
夢淡き東京(藤山一郎)
東京の花売娘(岡晴夫)
宗右衛門町ブルース(平和勝次とダークホース)
そして神戸(内山田洋とクールファイブ)
小樽のひとよ(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
長崎ブルース(青江三奈)
別れのブルース(淡谷のり子)
上海ブルース(ディックミネ)

君待てども(平野愛子)
玄海ブルース(田端義夫)
月がとっても青いから(菅原都々子)
名月赤城山(東&#64069;林太郎)
山の端に月の出る頃(小畑実)
月の法善寺横丁(藤島桓夫)
なみだ恋(八代亜紀)
北の宿から(都はるみ)
夜空(五木ひろし)
嫁に来ないか(新沼謙治)
越冬つばめ(森昌子)
サーカスの唄(松平晃)
緑の地平線(楠木繁夫)
上海だより(上原敏)
上海帰りのリル(津村謙)
九段の母(塩まさる)
いとしあの星(渡辺はま子)
暁に祈る(伊藤久男)
明日はお立ちか(小唄勝太郎)
三味線ブギウギ(市丸)
ヘイヘイブギー(笠置シヅ子)
高校三年生(舟木一夫)
函館の女(北島三郎)
かなしみ模様(ちあきなおみ)
愛人(テレサテン)
人生いろいろ(島倉千代子)
黒百合の歌(織井茂子)
街のサンドイッチマン(鶴田浩二)
有楽町で逢いましょう(フランク永井)
人生一路(美空ひばり)

という感じです。
昭和って、時代、本当に、激動、そして長かったんだなーとこの選曲、物語ってますね。
新春らしく「人生一路」で〆ることにしました。
美空ひばりさんの歌唱です。
2018.01.21 Sunday | comments(0) | trackbacks(0)-

野崎小唄

第2186回
この人この歌
〜東&#64069;林太郎〜

本日土曜、午後4時から三時間生放送、FMカオン「流行歌大行進」あります。
今回もわたしが司会です。
可聴方法はFMカオンホームページをご覧ください。

昭和戦前から昭和60年代まで様々な歌をリスナーの皆さんのリクエストを元に放送します。
今回も沢山のリクエストいただき本当に驚いています。(リクエスト締め切りました)
皆さんのリクエスト、一曲でも多く、放送できるように頑張ります。

まだ番組内容は当日スタジオ内ですが、流行歌の先駆者、佐藤千夜子から、テレサテンまでお送りする予定です。
ぜひとも皆さん、土曜夕刻、一杯お飲みになりながら、お付き合いくださいませ。
第1景/冬とふるさと、歌は語る
第2景/東京を歌う
第3景/ムード歌謡お国巡り

第4景/ああ、ブルースの世界
第5景/歌で見る月アラカルト
第6景/思い出の演歌
第7景/この人の歌声、忘れない
第8景/戦いと束の間歌謡
第9景/フィナーレ

のような感じですが、まだまだリクエストいただいた楽曲をいかにしてはめ込んでいくとか、未知なる世界です。
ご自身のお好き歌、ぜひともお探しください。
東&#64069;林太郎といふ、あの大スター、今回も放送します。
ただ、「野崎小唄」ではなかったはずです、。あくまで、予定です!

ただ、東&#64069;林太郎さんのリクエストは頂いております。
嬉しい限り〜
おやすみなさーい。
2018.01.20 Saturday | comments(0) | trackbacks(0)-

江戸の黒豹

第2185回
この人この歌
〜杉良太郎〜

もう追悼したくないです。
うーん、来るべきときがやってきてしまいました。
落語協会の重鎮、古今亭志ん駒師匠がお亡くなりになりました…。
ここ数年は体調を壊されていましたから寄席や高座からはとんと遠ざかっていましたが、我々協会員は師匠の復帰、ずっと待ってました。
お弟子さんの駒次さんも今年9月に真打昇進が決まっています。

志ん駒師匠、嫌いだって寄席ファンっています??
信じられないですよ。もしそうなら。

あの軽さ、わたしは寄席の軽さ三羽烏ってのがあります。
先代小せん師匠、先代歌奴師匠、そして、志ん駒師匠。
この三人の師匠方の独特の軽さとおかしみ、かなわないし、絶対に、絶対に、絶対に、もうこのお三方を超える独特の軽さ、絶対あらわれない、わたしはずっと思っています。
志ん駒師匠の訃報は寄席ファンのわたしにはかなりきついです。
ああいう雰囲気の芸風は勿論大切ですが、それはまたキャリアあっての芸風です。
なかなか出てこない寄席芸そのものです。
ヒザ前の芸、という言葉があります。
ヒザ前ってのはトリがいますね、トリの前の色物の先生がヒザ、その前の落語がヒザ前です。
ヒザ前はあくまで軽く、負担があってはいけない。
古典の方なら、ごくごく軽いネタをしかもさらりと、もしくは、漫談が得意な方とか、とにかく、トリに花を持たせる、しかもわざとらしくなく…。
志ん駒師匠ってそういうのがもう絶品でした。
ヒザ前の芸の最高峰の名人だと思います。

あの世代の師匠クラスで一番ご馳走になった師匠かもしれません。
ずいぶんいろいろ連れて行っていただきました。
下の人間も大切にして、また軽さがまったくいやらしくない、そんな素敵な師匠でした。
わたしが前座のころはまだまだトリも随分おとりになりました。
トリの時の志ん駒師匠といえば、「つるつる」「鰻のたいこ」「たいこ腹」といった、たいこもちものは絶品で前座で働きながら笑ってしまうんですから、こっちは笑

あとトリで漫談物だと、「遠山桜」ってネタやってました。
裁きの場で「おや?鶯の声だ」っていうと、楽屋で前座が影マイクで「ホーホケキョ」これ前座の仕事。
「なんだい、きたねえ、鶯の声だ」なんて言うとお客様がわーって笑う。

内外ともに明るい師匠でしたから、楽屋も楽しかった。
途中の出番では「弥次」とか「元犬」でした。
圧倒的に高座に、かかったのは、漫談です。

志ん駒師匠懐かしいあのフレーズの数々を。

「わたしはね、落語家になる前、海上自衛隊だったんです。海上自衛隊って書いてある帽子かぶってると、当時のおじいさんたち、明治のひとだから、みんな逆から読んじゃう。『ん?隊衛自上海?お前さん、中国の人かい?」

「海上自衛隊のころ雨降ってくるとみんな甲板でて、自然の、シャワー浴びる。だから、雨雲が近づいてくると、みんな雨降るぞーって期待する。この雲がスーッと来ない!来ない23区ってくらいで…」

「わたしはね、こうやって高座でパーパー言うんです。アイオールドパーパーってくらいで…」

こうやって書いてても懐かしい。
フレーズみんな入ってる。だってわたし寄席好きですもの。
志ん駒師匠のあの明るい高座、寄席に、きていた方は幸せです。

で、どんな漫談やってても最後降りるときは必ず海上自衛隊当時に習った手旗信号を寄席の高座でアルファベットのAからお客様に披露する。
でオチは、アルファベット順々に手旗信号の格好を、披露して「で、Hってのはね、こうやるん」って、股を手で隠す。
これが、オチ。
で、わたしが好きなのは、そのあとのフレーズなんですよ。
「Hってのは、こうやるん(ジェスチャーで笑わせて)お目当てはもうすぐでございます!」って声を、最後張ってスッと降りるんです。

「お目当てはもうすぐでございます」このフレーズが好きなんだ。

つまり、自分の役目ってこうですよ、ってことなんです。
お目当てを盛り上げるための刺身のつまなんだ、ってことに至福がある。
これが寄席芸人なんです。

わたし、二つ目のころ、志ん駒師匠に相談したことある。
「師匠、わたし、寄席だと漫談が、多くなります。いいんですかね?」

「なんだい、たけちゃん、そんなの、気にすることないよ、お客様がお前さんの漫談全部覚えちゃうくらい、毎回やりなよ。寄席って当たり前を、変えないのが品性のスマートさだよ。寄席を愛してくれる、お客様ってのは、同じのを見たい、聞きたい、俺はそう信じている。その落語家を、追っかけてくださるお客様、ありがたいよ、でも那珂にはいるんだ、あいつまたおんなじマクラに、同じネタってね。俺はそういうことを、お客様から聴くとつくづく思うんだ。落語家に何を求めたいのかねって」

あのヨイショの、名人と言われた志ん駒師匠のマジなコメント、怖かったけど、凄味があり、いま、わたしはそれを糧にしているんです。

今は、普遍性が流行らない。なぜなんだろう、人が忍耐強くなくなったんでしょうか。
ヨッ、お馴染み待ってました!ってならないんですよね笑

今年はこのひとのネタ、あまり新しいの聴かなかった。って笑

いやいや、そりゃ、色んな方を、聴かないとそうなりますよ笑

なぜ、落語家は同じネタを、やるのでしょうか?
寄席芸人は寄席の物差しで各地仕事をします。
同じことをやるのが、わたしは極論、「落語」だと思っています。
こんな発信しないかもしれませんが、こういう気持ちがみんなあるから寄席芸人ってよくやるネタを、やるんだと、思います。

その普遍性の素晴らしさ、楽しさ、寄席らしさを教えてくださったのが私には志ん駒師匠なんです。

なんだかなー、寄席の重石、ってのを、失った感が強すぎます、はい。

志ん駒師匠、随分、時代劇などにも出演されていましたね。
杉良太郎さんと志ん駒師匠の深い深いお付き合い、志ん駒師匠の人徳かと思います。
よくね、志ん駒師匠、楽屋で替え歌歌ってましたよ。
「御祝儀は歩いてこない〜だから貰いに行くんだよ」って、歌いながら持ち前の絶品ヨイショの手もみしてました笑
歌がくだらないもの笑

「協会に前座が来ない、だからワリがもらえないから」

笑うしかないですわ笑

「みんな火焔太鼓って噺やるだろ。俺は火炎放射器って噺やろうかなー」
「おせつ徳三郎、いい噺だな、俺はね、右折徳三郎、徳三郎が右に曲がる噺…」

もうくだらないことが聴けない!悔しい!!

くだらないって、本当に難しいんですよ。
くだらないことが言えたら名人です。

杉良太郎さんとの付き合いもありよく歌ってたのが「江戸の黒豹」でした。
あの歌を聴くと志ん駒師匠しか浮かばない。、

神様、仏様に、ヨイショしすぎであの世に行ってしまわれました。
ヨイショの志ん駒の異名は永遠と落語界に刻まれます。
志ん駒師匠がよくサイン色紙にお書きになっていた言葉を二つご紹介します。

「笑いとは長寿の国へのパスポート」
「される身になってヨイショは丁寧に」

ご冥福お祈りいたします。
2018.01.19 Friday | comments(0) | trackbacks(0)-

丘を越えて

第2184回
この人この歌
〜藤山一郎〜

今日はこれからコロムビアマンスリー歌謡ライブの司会です。
いまリハーサルが終わりまして、タブレット純さん初登場をお迎えします。

メドレーで「丘を越えて」「湯の町エレジー」「緑の地平線」と歌われます。
ちょっと、わたしのテンションが最大に上がるではないですか!

コロムビアのスタッフの方に「師匠、わかりやすいです。普段からこの調子でお願いします。」と言われた笑

やはり、隠せないものですな、やまらないものってのは。

これを縁といいますか、こじれたらこじれたままでなく、そりゃ人間行き違いがあります。
伝え方ってのは、まちまちです。
でも性分なのか行き違いのままってのはどうも出来なく、その「ねじれ」ってのを解消していきたくなります。
何故なら、それは、もしかしたら行き違いだけなのかもしれない。
それで疎遠になるのは実にもったいないし、また、それが人間関係ってものではないと思います。
様々な支障、でもそれはよくよく考えたら軽い支障なのかもしれない。
判断の前に話し合いたい。
わかり合える部分が少しでも、解消できることが少しでもあるならば、それは、しないともったいない。
人生の丘を越えて、人はまた、縁を、広げます。
深まるかもしれない。
藤山一郎さん歌唱「丘を越えて」で朗らかにまいります。
2018.01.18 Thursday | comments(0) | trackbacks(0)-

星の流れに

第2183回
この人この歌
〜菊池章子〜

今日は吉原の話、というか、遊郭の話を。
先日、日曜にある方から遊郭にまつわる本を、貸していただき、また再燃したわけであります。
落語にも色々でてまいりますからお付き合いのほど。

遊郭でも幕府公認のお遊び場所をが吉原。
それ以外のところを岡場所と言いました。
岡場所は気楽は気楽でした。といふのは、吉原はある意味、「疑似夫婦」を演じるところであります。
まず、その女が良いとなるとずっとその女性に通わねばなりません。
最初会うのを初会といいます。
わたしは妻、あなたは夫ですよ、の確認だけ。
二回目行きますと、裏を返すともうします。
そして、いよいよ、三回目に行きますと男女の関係になります。
これを馴染みといいます。
ですから
お馴染み、なんて言葉は遊郭用語なわけです。

わたしが吉原の世界で好きなのが、「あぶたま」です。
落語にお詳しい方ならお馴染みのこの食べ物。
風情がある。
この、あぶたまって料理は、夜食として、遊女自らが腕をふるい、客に作る料理。
深夜に作ります。
油揚げを濃いめの醤油で煮まして、最後に卵をおとす。
大した料理ではないですが、遊女がのべつこさえてくれるわけじゃない。
あぶたまをつくってくれるなんざ、遊女がトーンときてるか、もしくは、どうしてもかえって欲しくない理由があるか、相当な客の場合のみです。
勿論、客を、騙すために、あぶたまをこさえることもあるので気をつけください笑

吉原ってところは華やかに見えます、しかし、遊女は苦界といいました。
農村部から身売りをされやってきた女性、わけありで廓を選ばなければいけなかった、哀愁があることをついつい忘れてしまうんだから、廓ってのは実に華やかなベールに包まれていたわけです。

哀しい歌がありました。しかし、強く生きよう、そんな女性の心意気も同時に覚えます。
お送りしましょう、戦後の戦争告発歌だと、思います、「星の流れに」。
歌唱、菊池章子です。
2018.01.17 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

人生いろいろ

第2182回
この人この歌
〜島倉千代子〜

決めつける人生はあまり、好きではないが、芸人こうあるべき、といふものが、昔の芸人には多かったようで。
以下のエピソードを今の時代、どのようにお取りになりますか。
わたしには出来ないことばかり、いやしたくないのか、はたまたそれこそがエゴなのか。
しかし、芸人には、ある種の哀愁がないといけない。

芸人でなくとも、作家の島崎藤村は凄い。
田山花袋病床の枕元にて、「君、死ぬってどんな気持ちがする?」
ってきいたんだから、島崎藤村は芸人が持つ好奇心を芸人らしく生きたと思う。
なかなか言えないもの。

寄席音曲師の小半治師匠の生き様はお亡くなりになって、楽屋仲間の言葉が全てだ。
「あいつは死んだことでやっと家族を喜ばした」
会ってみたかった小半治師匠。

とんち教室で一世風靡した柳橋師匠は枕元にて、「師匠いま欲しいものは?」
「女…」

二代目の神田松鯉先生が好きだ。
「バスはどこに乗ると安全だ?」聞かれた貞丈先生、「まだ命、欲しいですか?」
「あたしはいいけど、世の中の女が泣くといけないからね」

人生いろいろ、何が良くて何が悪いわからない。
おちよさんもまさにこの歌の如く様々あった昭和の大歌手でありました。

人の人生ってのは自分の糧になりますねー。
2018.01.16 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

別れのブルース

第2181回
この人この歌
〜淡谷のり子〜

昨日は、悲しい日でした。

人は本当に死んでしまうんだ。そう改めて思ったのです。
芸術協会の柳家小蝠兄さんがお亡くなりになりました。
享年42才。
私世代はまだまだ死というものは身近ではないのかもしれない、とおもっていたのが甘くて。時というものは確実に進んでおります。

そして、わたしも心から死という物を悲しく想う、そんな同世代の、先輩がこの世を、去るなんて、そんな日が、こんなにも早く来るなんてわたしは思わなかった。
あまり、接点がそこまであった先輩ではなかったのですが、そうは言っても、去年も随分、長電話をしました。
というのは、お仕事の依頼をいただいたからです。
残念ながらスケジュールの都合で伺えなかったのがなんともいま苦しい。
そして、以前、兄さんの会にも、ゲストで出させていただいたり、芸術協会を心から愛した兄さんでした。
それがわかるのは一昨年です。
お電話いただいたときに、「たけ平さんって、芸術協会のネタ好きだよね」
「はい、生徒の作文や都々逸親子、善哉公社や秘伝書などやりますよ」
「そうだよね、どう?みんなで、芸術協会ならではのネタを、やるんだけど出てくれない」
と言われました。
これもスケジュールが合わなかったんです。
なんとしても出られればよかった、思うのは仕方ないことですが、悔やみきれないです。
42才、若いよ、あにさん。
若すぎるよ。
あれだけ寄席を協会を愛した兄さんです。
これから私らもそうですが、本当にこれから。
そんな兄さんの死ってのは、他人事ではなく、悲しいです。

いま、私ら世代で寄席を昔ながらのネタを愛する人達が本当に狭い立場にいます。
なんでご自身だけ、楽になっちゃうの?
その立場をみんなで拡張していき、良いものは良いんだ、と言いたかった。
そういう時代を、みんなで迎えたかった。
なんとも言えない気持ちです。
もがいて苦しんでいくあにさん、その中にある落語愛、いまつらくてなりません。
あの世で沢山
大好きなお酒、誰も止めないから好きなだけお飲みください。
ご冥福お祈りいたします。
2018.01.14 Sunday | comments(0) | trackbacks(0)-

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