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東京五輪音頭

第2026回・この人、この歌

〜三波春夫〜

昨朝ニュースを観ていたら、来る東京オリンピックに向けて、東京五輪音頭が新しくも復活をしたそうな。
アレンジや歌詞が多少変われど、また歌われることは、流行歌ファンには嬉しい限りだ。

どんなに良い歌も後世に歌い継がれないと残らないのが一番寂しいですし。

また、わたしのように新しい歌がよくわからない者にとり、東京五輪音頭ならわかるといふ気持ちで来る東京オリンピックを迎えられるのは取り残された感じがしないからこれも嬉しい笑。
当時の東京五輪音頭も三波さん以外にも様々な方が歌い競作となりました、が、中でも三波さんの東京五輪音頭が一番メジャーになりました。

今回も数名の方がお歌いになるみたいでなんとなく以前のこういうところにも踏襲を勝手に感じています。

東京五輪音頭、振り付け覚えてオリンピックを迎えたい、と、少し野望がある笑
ただ、いかんせん、リズム音痴や踊り音痴がありまして実際どうなるかはわかりませんが…

わたしがお稽古に行っている藤間流の師匠に「東京五輪音頭教えてください」って言ったらさぞかし怒るだろうな…笑

最悪、言ってまうかもしれませんが…言ったら本当に最悪でしょうな…いろいろな意味で笑

とりあえず各所夏祭りの盆踊りでこの曲、今夏、かかるんじゃあないか、と想定しておりますから、様子を見にどこかに行きたいと思っております笑
2017.07.26 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

茶切節

第2025回・この人、この歌

〜市丸〜

ずいぶん続いています、毎日、抹茶呑んでます。

相変わらずたてかたは上手くならないが、一服の抹茶は活力と安静の矛盾を同時に取り入れることができて嬉しいかぎり。

抹茶はずいぶん続けていますが、ずっと湯飲みで無理やりやってまして、あゝ、そろそろお抹茶用の器を、と、思った瞬間に器を偶然、いただいたものだから嬉しくてならなかった。

晴れて非常に浅いお抹茶の世界の仲間入りを果たしたのであります。

うちの近所も近所に老舗のお茶屋さんがあるから、抹茶には事欠かないし良いことづくしであります。

また分量をはからないのが好き。
少ないとき、入れすぎたとき、当たり前ですが、茶の濃さが変わりまして実におもしろく味わえます。

そして、「茶の湯」といふ落語の隠居の気持ちわかります。
下手だろうが人にすすめたくなるんだから、抹茶ってのは不思議なものだ笑

ご安心を、わたしは青黄粉は使用いたしませんので笑
目覚めも抜群、チャッキリ起きられます。

チャッキリチャッキリチャッキリな〜「茶切節」、我らが歌唱は市丸姐さんでございます。
2017.07.25 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

祝い節

第2024回・この人、この歌

〜村田英雄〜

今日は銀座琳千のお千代さんの誕生会でした。
わたしは1席お祝い高座をいたしました。

毎年お千代さんは琳千ではなく、場所をいろいろ変えての誕生会を開きます。

今回は新橋にあります鳥取県の物産館でした。

駆けつけたお客様は五十人。
誕生会を開き、またお客様もちゃんとおいでになる。
銀座のママらしい風景であります。いや、昭和の銀座の夜の街ってのは、こういう催しを派手にやるのがまた銀座の形でありました。
そして銀座の夜に「華」を求めて足しげく通うお客様もまた当たり前のように誕生会にお祝いにいらっしゃる。
いまは銀座も様変わりいたしましたが、こういう、いわゆる「銀座の夜の伝統」、「銀座のしきたり」、「銀座のルール」、これがいまだに生きているところがわたしは嬉しい。

銀座ってところは「疲れても楽しむ」っていふところがないと銀座じゃないって勝手に思っています。

「疲れても楽しむ」ってのはある種、矛盾した言葉かもしれませんが、銀座にはそれだけのステイタスがあると思います。

見栄も張らなきゃ銀座じゃないし、銀座には日本人らしい掟ってのがあるように思います。

それをしても「銀座には価値がある」ってのが銀座です笑

昔の日本人は面倒なことを、不経済なことを何故にやったのか。それはそれをしても自分の「地位が高まる」ことを求めた節がございます。

なんでそんなまどろっこしいことを…とか、もしくは世間体ばかり気にして…とか…

いろいろ思われるかもしれませんが、日本人たるや、それがまた日本人だと思います。

いまは、なんでしょう、はっきり物を言い過ぎるのが嫌です。
はっきり物を言い過ぎるってのは、本来は覚悟がありました。
わたしもはっきり物を言い過ぎることがあります。
しかし、なんらかの相手に対し、保障があったり、もしくは腹を決めて言わねばなりません。

いまは世の中を騒がす出来事、様々あれどみんな共通しているのは、「ハッキリ言った」と、ただ、ハッキリ言ったことだけに満足したり、我がストレスを解消してスッキリしているだけのことが多くて、そのあとにある、「ハッキリ言ったねえ…で、そのあとは?」といふ問いに答えられないことばかりでありますね、ハッキリ言った方にフォローがない。
相手の逃げ口を全部塞いじゃう、それだけ。
それってまさに正論でありますが、以前は正論でも正論じゃないものも「情」によりある程度正論にしてくれました。

こういうことを言うと、いまはすぐに「あいつは、悪いことも正当化する」となりますが、そうじゃない、悪いものは悪いです、徹底的にやっちゃわなきゃいけませんでしょうが、わたしが申し上げているのは、そういうことでなく、「塩梅」があまりにも無さすぎるなあ、と思ってしまい、またそれを感じると、何故か無性に寂しくなるときがあります。

銀座。
例えば銀座。
昔は銀座ってところに、銀座の何か催しに出たり、会合があると、着物や洋装もすばらしくした。

いまはそれを流行りの風潮で「楽しむんだから、ラフな格好でいいでしょ、かっこつけることはカッコ悪いんだ」となる。
正論ですわね、まさに正論。楽しむんだからラフでいたい。

でも、そこが塩梅で、銀座っておもいっきりラフで楽しむなら、他でたくさんあります、そっちでやりゃいい、ここは銀座、ってわたしはなるんですよ…笑

世間体を気にする。悪いことかな?笑
わたしは世間体を気にする決死隊です笑

世間体を気にするなんざ、日本人らしくてとても好き。
見栄を張る。ダメなことかな?
わたしは見栄を張る最先端です。
日本人らしくてとても好き。

ハッキリさせない。いけないことかな?
ハッキリさせないから上手くいっている世の中のような気がします、はい笑

ハッキリ言い過ぎるのは大いに構わないけど、ちゃんと腹に何かないと厳しいですね、なんか品性に欠けていて苦手なんです。

落語もいま傾向が強い。
「面白くなかった」「つまらなかった」「下手である」「言葉のいい間違いがあった」
思うのは大いに結構だし、また落語家我々もそういうご指摘を真摯に受け止め、精進、努力を懸命にしなきゃお客様に失礼。だからそれはしなきゃいけません、必ず。謙虚でないと。

しかし、「あの言葉の使い方はおかしい!」
リサーチなしで、ハッキリ言い切れる気持ちが私の心には存在しませんから、ある意味、すごいなあーって思います笑。

日本にあまりなかった、いまの「流行り」。

「あの言葉の使い方違うな」と思った瞬間に、相手に逃げ道をあけておいてからこのセリフをいま言わない方が多いような気がします。
わたしなら誰かに対し「あの言葉の使い方違うな」と思っても、同時に「なにか意味があってあの言葉のチョイスをしたのではないか?」とちゃんと逃げ道をこさえてからこのセリフを発するかもしれないです。

いまは逃げ道なんざ塞いで当然、あなたは間違っているんだ、どうだ?言い返せるか?
って調子で発するケースが増えたような気がします。
それってただ、言う側の満足、ストレス解消だけなような…笑
相手に対しての「情」や「優しさ」が何故かあまり感じないんです。

塩梅ですね笑

いまは世の中の日々のニュースを見るたびに思うのが、観ているわたしに、ストレートにグサッと刺さるような、そんなニュースが多いんです。

グサッと刺したらもう互いに生産性は生まれません。それでいいはなったらもうそれでおしまい。

わたしね、むかーし、一度ありました。
「たけ平さん、あの言葉は明らかに違う、ダメだよ」といふご指摘。
この言葉をおっしゃった方は既に私が答える以前に私の答えを決めてからこのセリフをおっしゃっている。「たけ平さん、あの言葉は明らかに違う。ダメだよ」のセリフの中に、このセリフを言えば、たけ平は私に平伏するか、恥をかくか、指摘にお礼を言うか…

もう決めていらっしゃる笑。
だからこっちから何も言えなく予想された答えを申し上げるしかない。
つまり、生産性は全く生まれないで、ただ、相手を傷つけて歩いていらっしゃるだけなような気がしてならないんですよ笑

ハッキリいうだけの覚悟、この希薄が、毎日のニュースから伝わります。

落語を聴いているのに…笑、と、思うんですがね…笑
ハッキリものを言う落語の登場人物は必ず覚悟してから相手にハッキリものを言う。
これは落語って大衆芸能だから、落語の筋って案外、昔の日本そのままを描いていると思うんです。

愛する我が子、矩随にハッキリ言った母親は、ハッキリ言う前に自害を決めている。(浜野矩随)


こりゃ極端でしょうが、心底にある日本人の気持ちがこれであり、デフォルメしているだけで、当時の大衆心理あるある、なわけですね。

だからわたしはハッキリ言う場合は必ず、後にある生産性を気にしてから言うようにしています。

パーティーでガチャガチャしているところで落語を頼まれたとしましょう。
もちろん、そこでまともに落語をぶつけられないから、漫談か小噺がギリギリでしょう。

相手を考えなかったり、ただ、ハッキリ言いたいだけの方は後でこうおっしゃいます。
「なんだよ、落語やらなかったじゃない。落語聴きたかった。」

塩梅からのセリフだとこれ変わってくる。
「落語やらなかったね。まあ、こういうところだから無理だね。こんど落語聴ける環境のところで落語聴かせて。」

塩梅って、まずは相手も意味がありこうしたのかな?の考えを一度入れてから言葉にする、塩梅って。

まどろっこしいですね笑
でもまどろっこしい関係、理屈っぽい関係だから、日本ってわたしは住みやすいし、わたしには合っています笑

なんでこんなに世間体を気にしたり、まどろっこしいことをあえてやる文化が俺は合うのかな?って考えた答え、それは、落語家だから。

落語自体が塩梅でしか出来ていない芸能ですから笑
だから落語家になったんでしょう。

銀座に行くときなんで俺は襟つきのシャツを着ていくんだろう。
まず、見栄のかたまり笑
銀座ってちょっと違うでしょ、の、意。

そして世間体。「あ、流石、芸人さん、普段から良い格好してますね」

いやだねー笑
本当にこんな自分がいやでしかたない。
でも、それを取ったらわたしじゃない、それもわかる笑

だから、それでいいって思います笑

落語をお客様の前で生業としている限り、嫌だなあ俺、って思うところが必須なんです、わたしには。

銀座の空気はたまに味わなきゃいけないです笑

とても勉強になります。
疲れる快感を、疲労を引き換えに手に入れる楽しみを。
それを失ったとき、何事にも強くなります。
怖くない、ハッキリ言えるから。

でも、弱い自分でわたしはいたいです。

わたしのようにカッコつけたい人間は、ずっと弱い方がいいです笑

そんな自己分析、いろいろと銀座は教えてくれます。
今日は、お千代さんの誕生会で花柳流の師匠の舞踊もありました。
銀座の余興です、素晴らしい。
お千代さんは花柳流の舞踊が始まったとたんに私のところにいらして、「師匠、いいと思いませんか?」と耳打ちにいらした笑

わたしは「最高の銀座ですよ」

と答えた。
この会話に、見栄と世間体を大いに楽しみました。

それを楽しんだとたんに、舞踊の師匠の高座は、より一層、わたしの心を豊かにしました。

そうやって人の心は耕されていくのだと感じました。
お千代さん、おめでとう。これだけは世間体も見栄もない。心からおめでとうございます。
「祝い節」歌唱・村田英雄でございます。
2017.07.24 Monday | comments(0) | trackbacks(0)-

星は何でも知っている

HIRAO.jpg
第2023回・この人、この歌

〜平尾昌晃〜≪追悼≫

昭和の歌謡曲の数々の名曲を残した偉大な平尾昌晃さんがお亡くなりになりました。
昨日か、音楽業界の方から一報を聞いて本当にびっくりした。
歌い手、平尾昌晃であるが、功績といえば昭和歌謡であゝ、いい曲だなと思う歌を数々お作りになった偉大なる作曲家である。

仮に昭和歌謡の歴史を語るなら絶対に平尾先生の作品は何曲も入ってまいります。スルーできないくらいの名曲を残した、最後の星かもしれません。

挙げましょ、思い付くまま。まず必殺シリーズは一手に平尾さんだ。
サウンドもいいし、またシリーズいちいちの主題歌などもいい。数々のヒットを残しました。
あ、テレビ関連で、銀河鉄道999もそうですよね?あと水谷豊さん主演の熱中時代の歌ね、「ぼくの先生はフィーバー」だっけな?
まあ、多いですよね、さあ、お作りになった平尾先生の歌謡曲、いきましょう。ジュン&ネネ「愛するってこわい」、中条きよし「うそ」、ご自身も畑中葉子さんと歌いもしました「カナダからの手紙」、布施明さんは多かったような、「霧の摩周湖」「愛は不死鳥」とかでしたか?五木さんも多い「ふるさと」「よこはまたそがれ」「夜空」とかで、梓みちよ「二人でお酒を」、アンルイス「グッドバイラブ」、小柳ルミ子さんも多いですよね、「瀬戸の花嫁」「わたしの城下町」「漁火恋唄」とか、我らが三波春夫「桃太郎侍の歌」とか、演歌でも山川豊さんの「アメリカ橋」とか確かそうじゃないかしら?
とにかく歌手・平尾昌晃もロカビリーといふ歴史を刻みましたが、作曲家・平尾昌晃がまたすごいんですよね。

わたしも以前、出版しました「よみがえる歌声」(ワイズ出版)でも平尾さんと対談いたしましたが、聴けば聴くほど、本当に歌の世界で大切な方だと感じました。
ご購入いただいた方は是非とも改めて平尾さんとわたしの対談ページを読んでみてください。

音楽を「音を楽しむ」と書くならば、その語源に沿うことばかりを提供し走り続けた方でございます。

対談から感じたことは、音楽について「優しく捉える」平尾さんだったってことです。「歌は優しく捉えること、でも易しく捉えてはいけないこと」。わたしが平尾さんから学んだ、歌の論理です。

いま「易しく」捉えすぎている時代のように感じてしまいます。
だからこそ、平尾さんの存在はとても大切でした。
どんな世の中でも必ず、防波堤になる人が存在するからこそ、その世界はいい感じのルールを保ちます。

平尾さんがお亡くなりになったいま、そこを個人的に危惧してなりませんが、そんなとき「瀬戸の花嫁」「夜空」「ふるさと」などを聴いてください。

「瀬戸の花嫁」の誕生は、戦前の高峰三枝子さんのヒット「南の花嫁さん」の下地から生まれたと言います。
ちゃんと先人をリスペクトし、我が世界を切り開いた方が偉大でないわけがない。
いまでもあのとき対談させていただいたあの優しい語り方が明確に再現できることがつらくてなりません。

本当に音楽をちゃんと知っていた方でした。
歌手・平尾昌晃の代表曲をまいります。「星は何でも知っている」。

ご冥福をお祈りいたします。
2017.07.23 Sunday | comments(0) | trackbacks(0)-

霧笛が俺を呼んでいる

第2022回・この人、この歌

〜赤木圭一郎〜

寄席に顔がつく(番組に出演させていただける)といふのは、寄席芸人で嬉しくない人は居ない。

誰でも良いわけじゃないから、落語協会、そして寄席側の意向で顔がつくのだ。そして顔がつくだけでなくそのポジションにはこの人、みんな意味があり、その出番にあがっている。

でも寄席芸人が一番嬉しいことってなんだろう?って考えると…代演に呼ばれること。

代演ってのは特に誰にするかを考えるわけです。

わたしも有難いことに真打になり、何回か代演依頼を落語協会から言われたが、なかなか代演ってのは行けないことが多かった。
たまたまスケジュールが入っていたりすると、代演依頼をお断りするわけだから、いやはや悔しい笑

わたしが現実に真打になり、代演に伺えたのは、去年の6月に一回だけ。
以降も代演依頼をいただくが、なかなか行けないんです。

が、今日、久しぶりに代演行けます笑

上野鈴本の代演です。
代演ってなんで嬉しいのかな。
寄席芸人になればわかります、はい笑

変わりをお引き受けできるってのは本当に寄席芸人にとり名誉なことです。

その人のかわりがきく、と、寄席側も協会も協議の結果、決めていくわけです。
寄席側に呼んでくださる嬉しさってのは、修業時代、つまり、前座時代から寄席修業が体に入っていると自然、体に入っているんですね。
さあ、これから呼んでくださる喜びを、上野鈴本演芸場の代演、夜は浅草演芸ホールの本席(本来の自分の出番)と二ヶ所行ってきます〜。

「霧笛が俺を呼んでいる」とくれば歌唱・赤木圭一郎であります。
惜しまれつつ早逝され、そのあとも数年ブロマイドが売れる人気でございました。

寄席にも人気者がますます生まれ、番組が賑わうとより寄席らしくなります。
2017.07.22 Saturday | comments(0) | trackbacks(0)-

こころ妻

第2021回・この人、この歌

〜北見恭子〜

今日は、コロムビアマンスリー歌謡ライブの司会でした。
途中、今年お亡くなりになった、作曲家船村徹先生の特集がございました。

本日出演の北見恭子さんが「こころ妻」を歌われたのはかなり貴重だ。

伺ったら、船村先生に北見さんは「あの歌は本当に良い歌だと思う。君のために全身全霊で作ったんだ。大事に歌ってほしい」と今年1月に改めて言われて、2月にお亡くなりになられたので本当に遺言のようになった歌なんです。

と、北見さんはしみじみと振り返っておられた。

もうひとつ、この「こころ妻」を北見さんとなった船村先生の理由は、今日、ご来場いただいたお客様はお知りになったと思います笑

今夜、そのあとFMカオンの収録もありました。
藤山一郎さんの特集も収録しましたが、その歌、一曲一曲を聴きながら、あゝ、これはサトーハチローさん、だとか、これは古関裕而さんか…とか、作曲家や作詞家の先生をしみじみ考えてまた聴きますと、名曲が本当に心より、ははあ、こりゃ流行るわ…とか、うーん、こりゃ残るわ…とまたよく聴く曲ですらフレッシュに聴こえるのです。

作詞家、作曲家、歌手、やはりこのお三人のバランスが唄を生み出すその威力ってのは凄いなあ、としみじみ思うのであります。

耳で曲を聴いたら、この唄は作詞家、作曲家の先生はどなただろう。画面で観たら作曲家、作詞家の先生のテロップをみていただきたいです。

そして、その先生をお調べいただき、こんな人生で、またこういう作り方をされて、普段こんな生活をされていたのか…
等々そんな興味がまた唄を歌として素直に我が心に伝わり、またフレッシュな気持ちで楽しめる、そんな気がしました。

今日、マンスリー歌謡ライブで船村先生の偲ぶ特集、各歌い手さんが歌う姿を舞台袖で聴いていましたが、良いんですよ。
あゝ、船村先生はこの歌もそうだよな…こういう意識が特集ですから自然発生いたしますから、また良いものを再確認できるし、一番わたしが思ったことは、「本物ってのはスゲーよ」ってことです。

揺るがない力をもちあわせている人、ないし、品、ってのは、どんなことがあろうと、そのまんまで残るんですよ。
なにも影響を受けないの。支障なし。

本物ってのは凄いんですよ、本当に笑。

「こころ妻」、これからもずっとずっと歌い続けていきたいと話された北見恭子さん、いつもお会いするときの表情とはこのときは全然違ったのを真横のわたしはビシビシと感じました。
「こころ妻」歌唱・北見恭子であります。
2017.07.21 Friday | comments(0) | trackbacks(0)-

FMカオン「たけ平の楽語の時間」8月番組表

FMカオン
「たけ平の楽語の時間」
毎週水曜夜7時から/再放送毎週土曜朝9時から

司会・林家たけ平

可聴エリア内はFM84、2メガヘルツです。
エリア外の方もパソコンで全国で可聴。
詳しくはFMカオンホームページを御覧くださいませ。

◎8月2日放送

[落語]
桂文朝「青菜」「寄合酒」※文朝師匠のとぼけた味わいをお届けします。

[歌]
〜夏は恋のメロディ〜
・情熱の花(ザ・ピーナッツ)
・星はなんでも知っている(平尾昌晃)
・こいさんのラブコール(フランク永井)
・古い日記(和田アキ子)
・てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)
※恋と男女を彩る名曲特集

◎8月9日放送

[落語]
桂文朝「手紙無筆」「肥甕」
※軽い噺の魅力を充分に伝える文朝落語の最高峰を皆様に。

[歌]
〜夏は恋のメロディ供

・ゴンドラの唄(松井須磨子)
・恋はやさし野辺の花よ(田谷力三)
・金色夜叉(藤山一郎)
・花のいのちは(岡本敦郎/岸恵子)
・君は遥かな(織井茂子/佐田啓二)
・彼奴ばかりがなぜもてる(渥美清)
※恋と男女のメロディの続編です。


◎8月16日放送
〜歴史を味わう節と噺〜

[浪曲]
京山幸枝若「会津の小鉄」
[落語]
6代/三升家小勝「三国誌」

※十八番で聴きます、歴史演芸の世界。


◎8月23日放送

[浪曲]
京山幸枝若「阿武松」

※幸枝若節が炸裂の名演をお送りします。

[歌]
〜藤山一郎を忘れない〜

・丘を越えて(藤山一郎)
・キャンプ小唄(藤山一郎)
・銀座セレナーデ(藤山一郎)
・浅草の唄(藤山一郎)
・夢淡き東京(藤山一郎)
・長崎の鐘(藤山一郎)
・みどりの雨(藤山一郎)
※平成五年八月二十一日にお亡くなりになった偉大なる歌手・藤山一郎の歌声を後世に残す特集。


★引き続きFMカオン「たけ平の楽語の時間」をお楽しみくださいませ。
2017.07.20 Thursday | comments(0) | trackbacks(0)-

ニコライの鐘

第2020回・この人、この歌

〜藤山一郎〜

「空白の美学」。
これがわかるようになると落語家としてまたステップアップするのだろう。
「空白の美学」。
簡単に言えば、「噺の中で我慢できるか」(余計わかりにくいか笑)。
わたしの腕ではいまだに到底出来ない技術だ。

先輩には本当にいろいろなことを教わる。
少しでも長く、噺の中で喋らないでいられるか、の、意であります。

その先輩は、キャリアってのがあるから仕方ないよ、まだ、と優しい言葉をくださった。

いまのわたしにはまだまだできるか到底想像がつかない地である。

「欠伸指南」といふ噺は、その最高峰だろう。
少しでも長く黙っていられるか…。

わたしにはその沈黙、間が怖くて怖くて仕方ない。

お客様がついてきてくださっているのか…間が長くなればなるほど、セリフを言わず沈黙が続けば続くほど、わたしはまだ怖くて怖くて仕方ない。

まだまだ駆け出しの芸人であります。

ついつい、間が怖くて、セリフで埋めてしまうのだ。
いつかできるようになったらいいなあ。

そしてこれはお客様にも言えるのかもしれない。
今は時代なのか、スピーディーに笑わす噺や、間をギャグで埋めると、異常に評価があがる笑。

もちろんそれもよいのだと思うが、沈黙と間の芸を評価しない、といふのはやはり落語界にいて寂しい気持ちにもなる。
むしろその芸が落語が持つ本当の姿であるからこそ、そういう芸が主流であったからこそ、間を埋める落語スタイルがまた違うスタイルとして色が違って良かった。
円歌師匠や先代三平師匠、円蔵師匠のような芸風がまた良かったのは、間を大切にする、沈黙を主とする、先代小さん師匠の「長短」や、「試し酒」があったからといふことを忘れてはいけない。

わたしは「景清」といふ噺をやるが、まさに沈黙の芸が後半におとずれる。
あれを恐々やらなくなったらあたしもステップアップするのだろう。

岡本敦郎さんが生前、対談で、「わたしが凄いと思ったのは、藤山一郎さんが間を間と思わせないで、しかし、ちゃんと間を取れるそのステージ風景に感激した」とおっしゃっていた。

確かに「長崎の鐘」や「酒は涙か溜息か」や「影を慕いて」など偉大なるヒットを歌唱する藤山さんのステージ、間がおとずれるのだ。
その間、沈黙を藤山さんはステージの一部として活かせる技があるのだ。

あの濡れたような瞳をカメラがクローズアップするときがあるが、あの瞳を見ただけで、言葉入らずして、間が間を埋めている。

岡本さんが袖で感激したのがわかるような気がします。
さあ、日付変わり、今日はコロムビアマンスリーライブの司会。池袋演芸場お休みごめんなさい。

今日のコロムビアマンスリーライブは、岡本敦郎さんのヒット「高原列車は行く」でフィナーレだそうで、嬉しい限りだ笑

そんな岡本さんが尊敬していた藤山一郎のヒットの数々。
同じ鐘のヒットなら、わたしは「ニコライの鐘」も好きだ。
藤山一郎永遠の歌唱、今日は名曲「ニコライの鐘」をどーぞ。

おやすみなさい。
2017.07.20 Thursday | comments(0) | trackbacks(0)-

俺の人生真ん中あたり

第2019回・この人、この歌

〜海援隊〜

ふと、自分がもうすぐ40才になるにあたり、いま人生のどのあたりまで来たのか、と考えることがある。

半分きたのか、はたまた半分をとっくに超えたのか、それはわからない。

40年を振り返り、特にここ十年を振り返り、うーん、時を大切にしないと、本当にあっという間でこわい。
人間の人生は儚いといふが、本当にそうなのかもしれませんね。

いまじいさんばあさんにも会ってきたが、まあ元気だ、歳のわりには。

そりゃもう老化老化の日々ではあるが、それでも元気であります。

うちのじいさんが生きているうちに真打、それは無理だ絶対に、と計算をしたことが前座の頃にありました。

が、まあ、おかげさまであたしゃ真打、あのじいさん充分間に合い笑、いま税金の計算などしています。

人生、寿命、出会い、別れ、この四点は想定がつかない。
人生の四神旗といったところか…笑

気持ちが若いひとは基本お元気な場合もある。
今日、じいさんが相撲中継を観ていて、「仕切りが長くてイライラする」だって…笑

大正男の言うセリフじゃない笑

まだまだ頑張って生きていこうと思いました笑

「俺の人生真ん中あたり」歌唱は海援隊の皆さんですー。

ではこれから錦糸町、金時師匠のお仕事に行ってきます〜。
2017.07.19 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

たより船

第2018回・この人、この歌

〜田端義夫〜

先日、世の中は海の日でございましたので、海の男のスター、バタやんの登場です。

船の歌が多い、バタやん。
「別れ船」「かえり船」「君待船」等々…まあ、多いですね。

いま西葛西におります。
海といふか、夏の葛西ってのは、下町の子供には夏休みよく行った方面でして、わたしにも思い出がございます。
海があったり、水族館があったりと…よく行きました。

葛西方面では何故か暑い夏休みでもなんとなく潮の香りを感じ、あゝ夏休みだなあ、といふ気持ちにさせるのが下町の小学生でした。
東京下町にいると海を異常に恋しく感じます。

そんな気分にさせない今、あゝおっさんになったのと、仕事で行くとこうも違うのか、と思います。

朝八時半過ぎから小学生に落語をやるわたし…笑
そして朝八時半過ぎから落語を聴くこどもたち…笑

なんだろう、この仕事笑。
たまに我が仕事に疑問をもちます。
が、この仕事は、疑問を自分が持っちゃいけない…
ただ、おじさんは、声が朝からは出ないよ〜。

てなわけで、たよりはお子さんの笑いだけでございます。

喜んでくださるよう、誠心誠意、今日も四年生に二時間連続、といふことは朝八時半過ぎからこどもたちは4席落語を聴くわけです。
聴く皆様もご苦労様でございます笑

お互い、協力しあってこの時流を乗り越えましょう〜ってなんだかね笑

歌はバタやん「たより船」で、おはようございます!!
2017.07.18 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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