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雨がやんだら

第2539回
この人この歌
〜朝丘雪路〜

明日、5年連続、足立区皿沼での独演会。それから浅草演芸ホールに行きます。この間にまたまた一人お稽古をいたします。
皿沼の独演会は、毎年この地域の方が熱中症対策といふことで何故か落語を開催してくれてます笑

若干意味がわからないので、聞いてみると、「いいじゃないですか、とにかくお呼び出来れば、それがうれしいんですから!」

そうだよね、そう、それでいいの。
何か大人の事情の匂いがあるにせよ、そりゃこっちも大人だ、それ以上聞くわけがない笑

ただ、毎年、熱中症には気をつけてくださいねー。
なんて、必ず冒頭で申し上げます。
それが熱中症対策で独演会に呼ばれている理由の一つである、と、心に信じております笑

お湿りなんて言葉はとても素敵で、日本の独特のこの四季といふものがなけれぱなかなか成立出来ないことであります。
とにかく雨がやんだら、凄いですよね…高温多湿がね…

とにかく熱中症対策の独演会ですから、あす、高座で熱中症にならないように、これじゃあ、説得力もなにもないので、そこだけは気をつけていきたいと思います。

とにかくみなさん、熱中症、今年、洒落にもならない、くれぐれもおきをつけくださいませ!

では、歌は朝丘雪路さんのヒット曲であります。
おやすみなさいー。

2019.08.20 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

黒いコートの女

第2538回
この人この歌
〜織井茂子〜

以前、様々な歌い手さんに話を聞いたことがあるが、やはり、上手いなあ、と思う歌い手さんというと、必ず、織井茂子、その人が挙げられた。
同業だけでなく、元プロデューサーの方などからもだ。
あまりに上手かったので、嫉妬も受けた織井茂子さんであった。
が、後輩からは随分と慕われていたようだ。
昔からやまないその世界のいじめというのがある。
最近はどの世界も減ったと思うが…。
そんな目に合いそうになったり、守ったりかばったりしてくれた先輩歌手、それが織井茂子さんだったと回顧する歌い手さんも多かったのでその人望の厚さというのがよくわかる。

どちらかというと姉御肌といったところか、淡谷のり子さんと同じ様な立ち位置のときもあったみたいです。

業界で以前聴いたのが、織井茂子といえば、「君の名は」「黒百合の歌」など昭和二十年代の代表曲がまず挙げられるが、織井茂子本領発揮は昭和30年代に発表された歌の数々で真価が問われるというのだ。
「夜が笑っている」を始めとして、「東京無情」や、この「黒いコートの女」なども織井茂子、昭和30年代である。

何故か、と問いましたら、「こんなにも悲しく女を表現できる歌手が当時いなかった。まず第一に上手くなきゃだめ。そして、第二にとてつもなく悲しい女として徹底的に落ちたことがある経験がないとダメ」とおっしゃっていた。
第二については深く追究はしなかった。
然程の興味がなかったのと、それだけの辛い経験がないと、確かにあそこまでこちらが震えるような歌声は出ないと思うからです。

そうか、業界は、織井茂子、最強説は昭和30年代にあり、というのは、とても面白い見解である。

だから、流行歌好きってのは、やめられないんです。


2019.08.19 Monday | comments(0) | trackbacks(0)-

津軽海峡冬景色

第2537回
この人この歌
〜石川さゆり〜

そうそう、暑い夏だからこそ、冬の噺をあえてやって冷却をもうけよう、そんな落語家もいるようです。

確かに季節を大切にするということには、実は大差がないわけで、一理あるなーと思ってしまいました。

今日は黒門亭トリでしたが、タイミングがよかったのか、満員御礼札止でございました。
有難うございました。
久しぶりに満員御礼札止の黒門亭っての、経験いたしました。

今日は三ヶ所の仕事に行きましたが、全てこの暑い最中でしたが、チャリンコ移動を試みたわけであります。
明日、仕事は浅草演芸ホールだけなんですけど、実はその前後に四人お稽古が入っています…
色々、お稽古をお願いされていたのですが、バタバタしていて、結局、明日、立て続けにやりますー。
うーん、こりゃ、体力が…。
「ねずみ穴」を教えます。そのあとがまた別の方に「相撲風景」、この温度差がちょいと応えますが、笑。

で、三人目の方に「扇の的」、そのあと、四人目が「浜野矩随」…

ハッキリいうと、うん、おれ、明日、この4席で独演会出来ちゃうな…笑

お願いされたお稽古をためますと、これはこれで、なかなか大変であります。

つまり、浅草演芸ホールの1席しか明日仕事がないのに、併せて5席喋るわけでして…


普段より喋るんかい、…。

てなわけでさらわなきゃいけないので、わたしが教える立場として…で、今日はチャリンコで移動しながらひたすら教える稽古をしたわけです。

暑かった…てなわけで、思いっきり寒そうな、津軽海峡冬景色の歌で冷却を試みたわけであります。

おやすみなさいー。
2019.08.18 Sunday | comments(0) | trackbacks(0)-

青空

第2536回
この人この歌
〜二村定一〜

「私の青空」。
日本語版で、たくさんの方が歌ってますが、やっぱりわたしは、二村定一さんでしょう。
順当に懐メロ番組に当時出てほしかったお一人であります。
早逝が実に残念なお方であります。
東海林太郎、藤山一郎という、歌謡曲戦前の黄金時代を迎える前の世代のスターといえば、佐藤千夜子、藤原義江、榎本健一、そして、二村定一といったお歴々ではないでしょうか。

いわゆる流行歌、いまの歌謡曲の祖となる部分を担っていた大スターの皆さんであります。

いま、浅草演芸ホール八月中席の夜席に出演していますが、私の出番のあとが、青空一風千風さんの漫才なんです。
今まで気づかなかったんですが、いつの間にかお二人の出囃子、この「青空」になっていた笑

よっ、こりゃ嬉しいねー。
わたしにはとても嬉しいです、はい。
いつからこの出囃子になったのかは、今度聞いてみようと思います。
特に浅草で人気のあった、二村定一、榎本健一といった方々を思うとなんとも浅草演芸ホールで青空が聴ける嬉しさったらない。
是非ともお二人の出番にあたったら出囃子にもお耳拝借願いたい。

また寄席の出囃子に私の好きな流行歌の出囃子が一つ増えました笑。
2019.08.17 Saturday | comments(0) | trackbacks(0)-

ゴンドラの唄〜大正〜

第2535回
この人この歌
〜松井須磨子〜

土曜ワイド劇場のシリーズで「高橋英樹の船長シリーズ」ってのがあった。
第13作まで作られた人気シリーズであり、昭和63年からスタートしたシリーズ。

主演が高橋英樹さん。奥さん役が音無美紀子さん。
副船長が船越英一郎さんです。

このシリーズは船長が船内で起きた事件を解決する。
船の中ということと、周りが一面の海であるという両点から、密室感がより出るシリーズで、船と海というミステリアスなところが無意識に視聴者のミステリー感を煽り人気があった。
その確か第12作でしたか、とにかく2000年ぴったりの時に放送されたからよく覚えているが、寺田農さん扮する大物代議士が船内で殺害されたことに始まるこの事件。
この大物代議士には奥さん以外に愛人がいた。
その愛人のところにお忍びで通うタクシーでしみじみと寺田農さんがあの魅力ある低音で歌う、「ゴンドラの唄」が実に良かった。
大正の唄ってのは、こうなんですよね。
昭和歌謡ってのは、やっぱりそりゃ味わいはあるけれど、出来れば原曲、オリジナルで歌いたくなるし、また、それがいい。
むしろ、アレンジされた昭和歌謡がどーも苦手でして…。
そこいくと、大正に生まれた唄ってのは、「カチューシャの唄」でも「船頭小唄」でも「さすらいの唄」にしたって、なんだろうか、歌う者が好きに自由に歌い、しみじみする、まさに、味わいだけが唄の命と言わんばかりの世界があってまた面白い。

大物代議士がタクシーの中で深夜しみじみと愛人宅に向かうその車内で「命短し恋する乙女〜」とボソッと歌っている、その部分を見るだけで、何かドラマを感じてしまう、まさに大正の唄の醍醐味が全て出ているように感じてならない。

大正期、「その前夜」の劇中歌としてこの「ゴンドラの唄」が歌唱は「カチューシャの唄」で後の歌謡曲といふジャンルの草分けとなった松井須磨子であります。
しかし、さっきの土曜ワイド劇場の寺田農さんがしみじみタクシー車内で歌う「ゴンドラの唄」は、黒澤明監督「生きる」のときに、俳優、志村喬が、ブランコで歌うあの「ゴンドラの唄」と同じ世界観が流れていた。
つまり、大正の唄ってのは、その場に馴染むように歌えるわけであります。
ここが、昭和歌謡とは違うように感じてなりません。

あとは、そうですね、森繁久弥さんが歌った「ゴンドラの唄」もまた、ああ、味わいってのは良いもんだな、と、わかる一曲であります。

それにしても、つくづく土曜ワイド劇場が無くなったことはホントに残念です。
復活してもらいたいですよ。
日曜午前からたまにやっているようです。
が、なかなか、午前にサスペンスを観ようというテンションになかなかならない笑

やっぱりサスペンスでその上、妙に色っぽくて、そして、変に怖くて…あれは、土曜夜9時からでないとそれこそ味わいが出ないんですよね。

それにしても船長シリーズってのは、不思議と面白かった。
人間のちょっとした悲しみと寂しさ、それを航海となんとなくリンクさせていくのが大衆的というか、なんとも言えない人間味ってのがあった二時間サスペンスでした。

おやすみなさい。

2019.08.16 Friday | comments(0) | trackbacks(0)-

ダンスパーティーの夜

第2534回
この人この歌
〜林伊佐緒〜

浅草演芸ホールに今出演中です。
わたしは、夜席の出演です。
いま、この中席は、浅草演芸ホール昼の部は、恒例住吉踊りであります。

思えば最初に私がこの住吉踊りを見たのが、昭和62年であります。

それからずっと噺家になるまでこの住吉踊りを客席でみてきました。

自分が噺家になって、見習いになって浅草演芸ホールに師匠の鞄持ちでついていったとき、志ん朝師匠が舞台袖にいたんです。
思えば、志ん朝師匠最後の住吉踊りでした。
そのときにもう噺家になっているわけで、私が最後に志ん朝師匠をこの世界に入って知る人間だと思います。
思えば住吉踊りって、今も昔も華やかでして、私が見ていた住吉踊りのメンバーは、先代の助六師匠、志ん朝師匠、千代若千代菊師匠、先代猫八師匠、順子ひろし先生、金馬師匠、円菊師匠、円彌師匠と、みんなお歴々総出演のころで、若手で今の橘之助師匠などがご出演でした。
今もなお、住吉踊りの芸道が全くそのまま継承されている、その中に今の新しさもある。
大衆芸能の素晴らしさってこういうことなんだろう、って思うんです。
ですからその芸人が脈々と受け継いできたもはや職人芸、是非、浅草の夏、住吉踊り、御覧ください!

さあ、踊りといえば、自作自演、林伊佐緒さんのダンスパーティーの夜です。
2019.08.15 Thursday | comments(0) | trackbacks(0)-

お祭りマンボ

第2533回
この人この歌
〜美空ひばり〜

落語には、その年齢だから出来たネタとか、今だから出来るネタ、とか、年を重ねたから出来るネタとか、様々ある。
若いときは「反対車」とか「お菊の皿」とか「片棒」とか…
なかなか体力がいる噺である。
よく言われるのが20代から30代に振り回すネタ、とかいう。

でもたまーに、こういうネタを冗談じゃねえや、俺だってまだまだいけらあ、と、頑張ってやってみたくなる。
そんなとき、まだまだおれは、二つ目より体力があるんだ、とか、思うけど、それをわざわざ感じること自体が加齢の証拠ともいう。
今日、「お菊の皿」と「片棒」をやってみたが、正直、くたびれた…。
なるほど、わかる、あー、若い人用のネタなんだなあー、と。笑

だから自然といまの自分で出来る演出にしてしまう。
それが悪いことではないけど、まんまではもうできない、自分を痛感するのであります。
え?40代でもうそんな年寄りくさいことを?なんてお思いでしょーけど、やるとわかりますわ笑

昔の人は嘘つかないなーって。
くたくたです。笑

やはり、年相応のネタってのがあるんですよね。
片棒なら昔と違って、二人目つまり次男のお囃子の部分がくたびれるから、いま、一人目をセーブしながら話している。
これは無意識にそうさせているようです…笑

だから落語は面白くて、その年齢のときにしか聴けないネタってのがある。
でも、これからもたまに若いときに仕込んだネタをやってみようと思いまーす。
それは、出来る確認と同時に、その壁に当たったときの対処を見つけていくとても大切なものなのかもしれません。

だから、持ちネタってのは、宝といわれているんです。
色々なことをネタは教えてくれます。
さあ、テンテンテレツクテレツクツ〜

お祭りマンボ、美空ひばりさんですー。
2019.08.14 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

遠くへいきたい

第2532回
この人この歌
〜ジェリー藤尾〜

夏は落語だと、怪談ばかりのイメージになってしまうが、弔いの噺なんかも夏ではないけれど、夏場に昔の方はよくやりました。
例えば「片棒」とか「お見立て」とか「近日息子」とか…

それは、やはり、怪談などと通じるものがあり、「死」というものが、元々夏のものだったからです。
冬に聴くより、変な言い方ですが、ライトな感じで聴けるとともに、祭りのような、一種独特の神仏的なものを昔は感じていたからです。
だから、昔の弔いと、いまの盛大な祭りってのは、形態は何となく似ているのは、そのせいです。
葬られるのと奉納する、意味合いが違うようで、実は同じ世界だからです。

いまでは落語の世界もそれが味わえなくなっているかもしれませんが、なるほど、「唐茄子屋政談」でも「死神」でも「人情八百屋」でも死といふ部分が怪談でなくても感じるところがあります。

それから、これも夏の噺ではないですが、やはり、旅の噺が多く口演されます。

江戸っ子は夏場、なぜか、とおくへ行きたくなる。

お盆で仏様が帰ってくるとか…
そういう世界観とどこかつながっているからです。

季節は夏でなくても、旅の噺もまた夏の雰囲気があったようです。
「大山詣り」だって夏の噺ですからね。
わたしだと「ねずみ」とか「鼓ヶ滝」とかになります。
そうでなくても、江戸っ子の涼を楽しむ方法の一つに滝を見物にいくといふのは、主流でした。

ですから今頃やるのがホントは一番良いらしいです。

レジャー各所お楽しみください。

「遠くへいきたい」ジェリー藤尾さんです!
2019.08.13 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

あなたなしでは

第2531回
この人この歌
〜能勢妙子〜

本日「御札はがし」、昨日が「豊志賀の死」と、長講怪談円朝噺を二日続けてやるってのは、なかなかをもって大変である。

まず、単純に混乱する。
これ、自分が悪い笑

でも混乱するんです。

共通なところは何か?この歌の文句じゃないが、あなたなしではあなたなしでは生きていけない…っていふ女性のサガでござんす。

豊志賀は新吉に。
そして、お露は新三郎に。

御札はがしもまた登場人物と地名がややこしい。
まあ、とにかく、「牡丹燈籠〜御札はがし〜」のことをツラツラまずは書いてみます。

飯島平左衛門は牛込軽子坂、その娘がお露。
平左衛門の後妻との折り合い悪く女中お米と柳島寮へ移る。

飯島家出入りの医者山本士丈がお露のところを萩原新三郎を連れてたずねる。
萩原新三郎は根津の清水谷。
のちに新三郎とお露再会時にお露たちは谷中の三崎村に移っていることがわかる。
長屋の住人が伴蔵とお峰。
人相見が勇齋。

新三郎が盆の入り13日に白地の浴衣を着て縁側に敷物を敷いて団扇を仰ぎながら月眺める。
そのときに、お露、お米との再会。
お米は丸髷で、手には当時流行っていた縮緬細工で出来た牡丹芍薬などの花の付いた燈籠をぶらさげていて、お露は文金高髷にして秋草色染の着物に緋縮緬の長襦袢、そして繻子の帯。

麻布にいる山本士丈が久しぶりに新三郎をたずねるのが6月23日。

新三郎が最後、死んでまして、体は土気色、虚空をつかんで歯を食いしばり…。


つまり、何をツラツラ書いているかというと、こうやって長い落語はとにかく云わなきゃいけないところをまずは思いだしながら稽古していくのです。
順追って稽古するなんてのは、最後のほう。
まずは、絶対的に思いださねばならないところをまずは思い出し、その近辺をやる。
そして、パズルのように順次整え、一つの噺にしていくのです。

なんでもそうですけど、落語は云わなきゃいけないところってのがある。
怪談噺ってのは、それがどの作品もやたらに多すぎるんですよ。

その上、長講。長講で云わなきゃいけないところが沢山あるってのは、これね、とーっても骨が折れるんですよね。
だからこそ、噺家はやり甲斐がありますし、落語ファンのお客様は夏場聴きたくなるのが、怪談噺でございます。

そのまた、怪談噺ってのが果たして正しいのか…ですよね。
先ほど触れましたように、怪談噺には女性の悲しみが伴います。
その悲しみがストーリーを展開していくのです。
因縁噺といったほうがよろしいのかもしれません。

さあ、今日もご来場有難うございました!

歌は能勢妙子さんの登場です。
そう、色々あったけど、芸能生活が短かったんで、有名なのに、いま後世に伝わってない感じがして、寂しいなあー。
能勢妙子さんの代表曲でしょうか、「あなたなしでは」お送りします。
能勢妙子さん、そう、菊田一夫さんの奥さんですよね。
2019.08.12 Monday | comments(0) | trackbacks(0)-

ニュースと兵隊

第2530回
この人この歌
〜杉狂児/塩まさる〜

夏を何で感じますか。

蚊取り線香なのか、花火大会なのか、浴衣なのか、かき氷、扇風機、はたまたエアコンをかなり使うことなのか、夏噺の落語か…

色々だと思います。
私は最近、葬列の小咄をマクラでやっています。
田舎の葬列ってのは、そりゃもう昔は夏を感じたそうですね。
夏、あつーい、盛りを、蝉がミンミンジージーうるさいその中を田舎の弔いってのは、厳かに山川を抜けて喪服の葬が列をなす。
それが実に夏なんだという。
墓参りであったり、お盆であったり、夏のお暑い盛りといふのは、テーマを「死」とする方もいる。

それもまたよーくわかります。

そして、円朝師匠の命日がやってきました。
怪談の天才もまた夏場にこの世を去ったといふのも因縁でございます。

わたしも今日、墨亭といふ、初主演なんですけど、円朝師匠作の「豊志賀の死」を申しあげます。
それもまたご縁であり、円朝師匠には感謝感謝の心しかございません。
師匠の作品でいま、わたしは、噺家をやらせていただいている、なんてしみじみ考えますと、そう、万感の想いであるのは当然ではないか、と思います。

そして、一昔前の方々は、夏は戦争だ、という。
あの悲しみの第二次世界大戦がやはりよみがえるわけであります。

そして、その空襲や原爆、終戦といった様々なこと、わたしには、わからないことばかりであります。

しかし、伝えていかねばならぬ、その酷さ、というものは、発信すべきことではないでしょうか。
夏の盛り、昔はメディアがちゃんと取り上げたんです。
暑い中、わからないはずの戦争ドラマを夏の夜、観ていたあの記憶、ありませんか?
昔はといってもまだ私が子供の頃は各局、かならず戦争特番がありました。
ドキュメンタリーなのか、ドラマなのか、それは、そのときの番組により様々でありましたが、各局ありました。
いまはそれすら影をひそめてしまっています。
それでいいのですかね…。

わたしは、義務としてでもその悲惨さは伝えてほしいと思います。
いま、私達は哀しいかな、そのメディアでの情報をやはり感じて物事を考えることも多いんです。
ならば、そこは、やりましょうよ…番組を…と思っていますが、作り手も局も一新している現在、減少と皆無は年々そのスピードを早めていくだけであります。

夏を何で感じますか。
その答えと別で、必須事項の人間のしての思いってことだと思います。

さあ、楽しい夏、しかし、そんな悲しみのこと、少し、片隅にお願いします。

「ニュースと兵隊」、歌唱は杉狂児さんと塩まさるでまいりましょう。
2019.08.11 Sunday | comments(0) | trackbacks(0)-

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