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お祭りマンボ

第1959回・この人、この歌

〜美空ひばり〜

前回、「たちきり」の話をいたしました。
その続きです。

「たちきり」は、嫌だなあと思ってもやりたくなる噺だと申し上げました。なかなか珍しい噺だと。
とはいえ、似たような心持ちの噺がもうひとつあります。
「ねずみ穴」。

やっぱり、こういうのをやりたくなるのは、なんだかんだで加齢は関係あるんだと思います。

「たちきり」とそういう意味で類似ですが、「ねずみ穴」の場合、大切だなあとわたしが思うことがあります。
それは「緩急」です。
これ、この噺とても大事な上に難しい。

だいたい落語全般、みんな「緩急」が大切ですが、この噺ほど緩急が「根幹」となっている噺も珍しい。

大概の噺は緩急といえば、メリハリをさしますが、この噺はさほどメリハリを必要としないのに緩急が激しい。

どういうことか?
つまり、普通にしゃべっているのに、急に全力疾走しなきゃいけないところがある。

例えば、気温もあたたかくなったり、さむくなったり、季節の変わり目はよくあることです。
これは、落語ではいわゆるメリハリです。

しかし、緩急となると、いくらメリハリとはいえ、昨日が30℃、今日は5℃になるといふ急降下。
一気に突っ走るのが「ねずみ穴」にはある。

普通に話していて、火事の場面、急激なる全力疾走がスタートします。

その突っ走る部分がややあって、徐々にじゃなくてまた急激に普通に戻る。
その落差たるや、メリハリのいきを超えております。
だから「ねずみ穴」ってのはくたびれます笑

では、緩急ではなく、メリハリの代表、わかりやすい例は「愛宕山」。
「愛宕山」って噺はメリハリの王様でしょう。
もちろんくたびれますが、箇所箇所メリハリなる所作が断続的にきますから、こっちも覚悟があるし、また、そのリズムに乗れば、いわゆる落語をやった普通の疲れだけになる。

しかし、「ねずみ穴」ってのは、さほどメリハリがないわりに、急激に突っ走る箇所があるから、こっちも徐々にではなく、急激にエネルギーを要しますから、そのくたびれは「愛宕山」の比ではございません。


まあ、これは落語に限らず日々の暮らしでも同じかと思います。

「愛宕山」のメリハリってのは、仕事が忙しかったり、暇になったり、また忙しかったり…そういうことです。

「ねずみ穴」のメリハリといふのは、急激に忙しかった翌日、無職になり、また翌日、仕事にいきなり復帰した初日急激に忙しくまた翌日、職を失う…
これはメリハリといふ表現では甘すぎる落差であります。
それが「ねずみ穴」の箇所箇所のメリハリ、いや、だから、「緩急」でしょうか。
様々な落語に取り組むと、それなりに全て難しい。
でも本当に難しいのは、前座噺だったりして…笑

だから、落語全体がなかなかに深いのでございます。
「ねずみ穴って噺はね、お祭り騒ぎだよ、一種の」と先輩がおっしゃっていましたが、なるほど〜こんな落差が激しいお祭り騒ぎは、祭りのあとはくたびれますからね笑

そういえば、「お祭りマンボ」ってひばり嬢の歌も急にマイナーになったりしますよね。ハイカツの「加藤部隊歌」もまた同じでしょうか。

さあ、お賑やかにいきましょう、歌唱・美空ひばり「お祭りマンボ」でおやすみなさい〜
2017.05.16 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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2017.09.19 Tuesday | - | --

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