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やってるネ

第2072回・この人、この歌

〜シャンバロー〜

9月上席も千秋楽を迎え、ありがとうございました。
寄席は年中無休、やってるネってやつです。

この芝居嬉しかったのは、久しぶりに一之輔あにさんといろいろ話せたことです。
なかなか会いそうで、それぞれ現場が違うので、多分、以前の江戸川落語会以来の勢いですかなー。

一之輔あにさんは私の大先輩であると同時にやっぱり一緒に前座修業をしたあにさんですから、いろいろと思い出話ができました。

それと、あゝ、あにさんもか…と思ったのは、落語家になるひとって絶対に、あの、よく駅の地下とか野外で売っていた、なんとも不思議な安い落語のCDを買った思い出があるんですよね笑
あのなんだかワゴンでいっしょくたんになっている、え?これどこで録音したの?って思うあのCDね笑

あれをまず学生じぶんは金もないから買うんですよ笑
そこで、「出札口」とか「駅長事務室」とか「自家用車」とか「宝石病」とか「成金旅行」とか「入社試験」と言った懐かしい名作新作を覚えるのであります笑
そんなよくわからない話ができたりとか、いや、真面目な話もしたし、あとはもっぱら前座のころの思い出ですね。

浅草って土地はやっぱり演芸人に優しい土地だし、また芸人がなんとも素直な心で思い出話が出来てしまう不思議な魅力がございます。

なぜならば、やっぱり寄席は毎日休みなし、ですから、その継続的興行が寄席芸人を自然、開放させるんだと思います。

懐かしい思い出とともに、我々が前座のころ、当たり前のように出ていた色物の先生を思い出します。
ゆきえ・はなこ先生の漫才、女流漫才って当時、落語協会は貴重でしたから、色合いがらりと変わるところが好きな先生でした。

あとは、ボードビル、小野栄一先生。小野栄一といふ当時大スターだった、あの小野先生にお茶を楽屋で出したり、小野先生に当時の話を聞いたり、わたしは小野先生からお仕事をいただいたこともあります。

それから、松旭斉菊代先生、奇術でした。
いまの円平師匠の奥様であります。
よく手品で菊代先生は、ビール瓶にストッキングをかぶせる芸をされていて、よくストッキングを寄席の近所の店に買いに行った前座時代。

共に前座修業が重なると、それは共通認識をはるかに超えた体に染み付いた、思い出といふか、大袈裟でなく、もはや、人生の一部になっています。

そのくらい、前座修業とは濃いもので、これは我が身があの世に行くまで、決して忘れられない、そういうものなんです。

あの日、あのときを共にした人が今やトリをとり、そして、自分もいつの間にか真打として、寄席に出ていることがやはり不思議だし、妙なんです笑

確実に時代は過ぎれど、前座修業のときのあの日あのときは当時のままで止まっている、共通認識なんです。

だからいまは、落語家はやめられない。
それは楽屋に入ると、前座修業のあのときを自然、思いだし、いま楽屋で働いている前座さんを言わなくても真打の我々は自分の当時と重ねております。

その重ねた瞬間にこの世界の理不尽さや、独特の礼儀や雰囲気を後世に伝えていかねば、って思うんですね、あれが寄席の楽屋ってのは不思議なところですねー。

わたしが楽屋でお会いしたかったのは、落語芸術協会のボーイズのシャンバロー先生ですねー。
音源を聴けば聴くほど本当に優れた本物中のモノホン寄席芸ですわ…。

そんな大好きなシャンバロー先生で「やってるネ」をお送りしますー。
2017.09.11 Monday | comments(0) | trackbacks(0)-

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2017.11.20 Monday | - | --

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