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白虎隊

第2152回
この人この歌
〜霧島昇〜

寄席普及公演は会津のホテルを拠点に喜多方で公演でした。

落語協会が仕切る寄席普及公演は、今年で二十五年。

今日素敵な話があった。
喜多方公演終了後、お客様の反応が素晴らしく、スタッフの皆様が「本当に呼んでよかったです。定期的にもっと回数増やしてやっていきたいので、二人会形式でも良いのでお呼びしたい」

さあ、こんなとき、いま流行りのこの世界なら、「いいですね」となる。

しかし、流石は落語協会だ。
わたしは別に落語協会所属だからと肩を持つわけでない。
流石は落語協会、と純粋に思ったのだ。
それは、スタッフさんの問いかけに落語協会の事務員さんは「お断りします。私達寄席芸人は、寄席を味わってもらいたいのです。独演会だの二人会だの若手の会だのやるつもりは毛頭無いです」と答えたのだ。
そう、私達寄席芸人は寄席というものを楽しい空間だと言っているのです。
今流行りのこの落語家が面白いだのつまらないだのスキだの嫌いだの、そんな寄席芸人に全く当てはまらない話をしているのではないのです。
寄席の面白さです。それだけです。

わたしはね、こういう働きがもっともっとあればきっと落語界は安定未来を迎えるのに…と思っています。

寄席が嫌いだけど私が好き、それ、わたし、嫌いです笑。ごめんなさい。
それだけ私は寄席を愛しているからです。
どんな地域寄席よりも、まずは定席、いわゆる寄席には到底かなわない。
これがごめんなさい、わたしの落語論理なんです。
そのために寄席普及公演があるんです。

誰かが主役になる高座、もう、わたしは、飽き飽きなんですよ…笑。

落語でないので。
色物があり、重鎮から若手がいて、寄席囃子があって、あの大衆性があるから落語なんです。
落語協会は保守でない、むしろ、今の時代にはリベラルですよ、かなり。
私ら寄席芸人を閉鎖的だという方もいる。
寄席ばかりに拘って…と。

しかし、わたしは言いたいんです。
それはたった一言。こらしかないんです。
それは…

「私達は死ぬ気で寄席を守ってきた」です。
寄席はいつまでもあるわけではありません。
みんなで守ってきたんですよ。
だから寄席は大衆のものなんです。
わたしの会や小さな二人会ばかりを聴いていると、その人はどんどん「斜め」になりますよ、そりゃ。
だってその人その噺しか耳に入ってこなくなる。
落語って違うと思います。
内風呂と銭湯が違うのと同じです。
いまの落語は開催も含めみんな内風呂志向。
落語は大衆のものなんです、だから、銭湯でないといけません。
落語の原論を味わっていただくのが都内の寄席であり、また、寄席普及公演なんです。

寄席の楽しさ、益々感じていただくために、まだまだ東北公演は続きます〜。

明日は移動日で公演はありません。

昔の寄席芸人は寄席普及公演って名前ではないけど座組をして地方廻ったんです。
その伝統をちゃんと落語協会は未だにやっているのです。

さて、この旅公演中に歌丸師匠の訃報を一同聴くことになりました。
落語芸術協会は落語協会の同志。
共に寄席を守ってきました。
歌丸師匠の功績ってなんでしょうか?
お客様と芸人とでは違うと思います。
我々はこの訃報を聴いてどう思ったか…
「ああ、これで歌丸ネタが噺の中、漫談の中で使えなくなる…」です。

これは不謹慎でもなんでもなく、芸人最高の弔辞です。
同業者が自分をネタにする。
これは、相当、全国各地の方がその噺家を知らないとネタになりません。

これが歌丸師匠の凄さなんですよ。
これは本当に我が落語界にとりまして痛手なんです。

残念、悲しい、いろいろモチロンあります。
でも私なりに言いますと「歌丸ネタが使えなくなることの落胆」これが歌丸師匠への最高の敬意と弔辞なんです。
だから落語家っていうのは、必ず有名な方がいないといけないんです。
だから落語界があるんです。
小さな落語会でメモや批評をされる方、今一度、落語がお好きなら、その重大性を感じていただけたらと思います。
歌丸師匠のご冥福心よりお祈り申し上げます。
「白虎隊」会津ですな。霧島昇さんの歌唱です。
2018.07.03 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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2018.11.14 Wednesday | - | --

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