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スピード違反

第2200回
この人この歌
〜小林旭〜
今夜らくごカフェで「お血脈」と「大山詣り」を急にやりたくなった。

人間ってのは、「間」がとても大切だという。
まさにその通りで、落語も同じく。
ただ、近頃は「大間(おおま)」の芸が本当に評判がいい。
大間ってのは、らしく聞こえるからで、お客様には実に錯覚をもたらす誠にやっかいなもので笑。

大間の定義がまた難しい。ゆっくりやることが大間では決してない。
うーん…説明が出来ないのが情けないが、わたしなりにいうと、「全て笑わそう」と全部もっていくことをする上で落語ルール外のことをお客様にわからないように技術でごまかしちゃう…ってことかしら。
ちょっと説明がわたしも出来ないけど見るとわかるんです…すみません。

近頃、その大間ってやつを聴くのがとても嫌いなため、わたしは、今夜は大間が決して出来ない二席をやってみた。

「お血脈」ってのは、地噺でもとくに大間が通用しないもの。
この噺ほど筋のない地噺も珍しい。
だからこそ、らしくやる傾向が多いが、これこそパッパとトントン進めるしか他にないもので、なんでもかんでも笑いにしようなんざ、考えてはいけない地噺といったところか。
10分も喋ればせいぜい…といった感じの噺だと思います。
そして最たるものが「大山詣り」でしょう。

大間でやられた日にゃ、つらい噺だと思っています。
受けどころを考える暇があったらストーリーをドンドン進めていきたい。
実にサッパリやっていきたいジャンルの珠玉の一席だと思っています。

いまはなんでもかんでも大間でやるのがちと苦手でして…笑

スピードよく進めていけばいくほど笑いの量が減るのかもしれないけど、大間自体、落語界には存在しないことであり、間が良いのは必須であるが、大間は存在すらしないはずなんですが…笑

いまは、大間であればあるほど上手い感じがするってのは、やっぱり、寄席を知らない、たっぷり聴きたいという会が流行る、落語の本来からかけ離れた流行りが落語界に何故か存在するようでどうもまずがゆくてたまらないのです。

落語って大した噺でないことが大前提なんだから、間をつめることも素晴らしい「間」のテクニックだということをわたしはもっと知っていただきたいのです。

「大山詣り」に何を求めるのか…
落語であること自体がばかばかしいわけだから、それ以上の笑いってのをこの噺に求めること自体がわたしは未だにわからない笑

ばかばかしい噺をシンプルにやる。
それ以上に落語に出来ることはないです。
それ以上のことをしたときは、芝居のいきに入るからです。
落語って大間が通用しない落語がホントに落語らしいし、ごまかしきかない噺ってのを今あまりやらなくなって、避ければ避けるほど落語が消えていくのではないかという危惧があるんです。

たしかに、いま「大山詣り」ってやる人減りましたもん。
「愛宕山」が多い。だって、大間が充分に通用しちゃう危険領域に入りやすい噺だからです笑

「大山詣り」なんざ、「愛宕山」聴いちゃうと物足りなくなる…そりゃそうでしょう、笑、大間が全く通用しないですから笑

いま、異常でして、落語本来の姿をお客様にみせる、ってのが怖くなってこういうネタが減ってきています。

気持ちはわかりますけど、あえて損するってのも素敵な落語道だって思うんです。
だってわたし落語好きですもの。
「大山詣り」なんざ、落語らしいですよ、無駄なくドンドン進めるしかないから笑

究極、もっとこの噺はお客様に笑いどころを作らないことをしたら…うーん…もっと落語らしいんです。
が、流石わたしは現代人、そこまで冒険できません笑

だからこそ、せめて、落語本来の姿のギリギリを聴いていただく、それは、大間はどの噺でも絶対やりたくない、それだけは死守したいです笑

それにしても、最近、引越のバタバタとその合間で事務作業と稽古とか、こんなに引越ってのは、労力凄いんだ…ってまだまだ格闘中であります。

てなわけでおやすみなさい…
2018.08.22 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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