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カタカナ忠義

第2213回
この人この歌
〜鶴田六郎〜

戦友みてくれ倅の手紙、今年や1年アイウエオ〜

「カタカナ忠義」って、鶴田六郎さんの歌じゃないけれど、「筆の乱れは心の乱れ」といふ言葉を初めて知ったのは、松本清張作「書道教授」といふ作品を知ったのが始まりです。

過去この作品は3回かな、テレビドラマ化されました。
主演は、近藤正臣、風間杜夫、船越英一郎と時代とともに変わります。
初回、近藤正臣さんの書道教授が一番好きですが、より、主人公川上といふ銀行員を演じるのは風間杜夫さんがリアルで楽しい。
また、ホステスに手を出し、それでいてある種まっとうに物事を考えられる演出は船越英一郎さんの書道教授もまた良かったです。


全ての作品において私がこの話が好きなのは、主人公の銀行員の川上といふ男が落ち着いた語り口でしっかりとストーリーを展開させていくところです。

そして冴えない男、刺激なき男が、理性を崩壊させ、本能で生きていくところ…

しかし、その本能が後にとんでもない展開を引き起こさせるそのループ…

これね、わかってるんですが…男ならチョイと肩を持ってしまういわゆる本能の壁といふところでしょうか。
そのあたり、この作品は包み隠さず描く、わたしはお蔭様でこのような展開、全くございませんが、人ならあり得るかもよ…って話ですわ。

本能ってのは、当人が思っている以上に理性を遙かに超えるエネルギーがある…

そこが怖いのです。
松本清張さんの作品はこのメッセージの無い作品は皆無でしょう。
必ずこのテイストがございます。
特に、書道教授はいけません笑

子供のころ、変に怖かった作品です。
そして、子供のみるもんじゃなかった…と、大人になりわかりました笑

だから、大人ならではの…っては絶対にこれからも大切にしていきたい娯楽なわけでして…

いまは風潮ですか、みんなが楽しめる…みたいなものがどうも苦手で…

大衆芸能のみんなが楽しめる…とは意味が違います。

いまは規制が多いです。
規制が多くてもいいけど、趣味嗜好を奪っちゃいかんですよ、やっぱり。

規制が多い分、なんだか上辺には一昔前の日本より健康的に見えますが、いやいや、いまは過去最大に不健康ではないかしら笑

心豊かなるものを健康であるとか、正義であるとか、理性であるとか、で、欠如させていくのは与太郎でありましょう。

綺麗な感じではありますけど、おかげで年々、人間らしさは失っていきます。

そこの恐怖があまりにも理解されない怖さね…

落語だって、同じくだと思いまーす。
世の中的な正論をぶつけられても、それは尋常なところで展開をぶつけていただき、まず根本、落語に理性はないですよ。
人間の本能をさらけ出す芸能ですから、そこに正論をぶつけられても…笑

これはまるで、犬に道路でおしっこしちゃいけない、って言ってるんです。
道路でおしっこしちゃいけない、これ、正論、でも、犬ですよ。
つまり、これを落語にあてはめれば、正論だろうけど、落語家ですよ…ってことです。

「〜が感じ悪かった」とか「〜がつまらなかった」とか「〜が失礼だった」とか…落語ですからね…笑

ってことです。

そこんところの芸人のモヤモヤ感、そう、松本清張作品は解消してくれるんです。
だから、松本清張作品好きな落語家ってホント多いですもの。

松本清張さんが「芝浜」をきいてがっかりした…って噺を聴いたことがある。
またさらにその芝浜を聴いてえらく感動されている客席を見て、立ち上がれないくらいショックだった、という…

流石、先生、落語よくご存知ですなー。笑


2018.09.04 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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