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センチメンタルダイナ

第2245回
この人この歌
〜笠置シヅ子〜

新宿末廣亭の10月上席の高座も一足早く私は千秋楽を迎えました。
上席もご来場のお客様には心より御礼申し上げます。
有難う御座います。

10月中席は浅草演芸ホール夜席。下席は休席をいただいています。
そして、11月上席は二日間だけ国立演芸場の昼席、夜席は浅草演芸ホールの夜席のトリをつとめます。

まだまだ寄席出演が続きますが、とにかく新宿末廣亭って寄席はブルースであるとか、センチメンタル的な空間で、戦後すぐの寄席の色合いを一番未だに残している雰囲気がございます。

笠置シヅ子さんの歌唱で戦前、確か「ラッパと娘」(ちなみにこの歌、笠置シヅ子さんの中で私は一番好きだし、笠置シヅ子らしいとはこの歌と思っています)のあとに「センチメンタルダイナ」が出ました。

間違っていたらすみません。
この歌は前半の哀調と後半のスイングが一つの歌になっています。

センチメンタルダイナって歌を聴く度にまさに平日の末廣亭なんですよねー。笑

前半のなんともいえぬ寄席の味と後半の番組からぐーっと来るあの雰囲気。
もちろん、時と場合で日々変わるのが寄席ってとこですが、往々にして末廣亭の平日昼席は前半と後半がセンチメンタルダイナであります。

わたしが寄席通いしていた小学生の新宿末廣亭の昼席のイメージってのがなんとなくあるんです。

前半二つ目さんのあとあたりにすぐに重鎮先代さん助師匠が出まして、かるーい噺と夕暮って踊りね。
東笑子京二先生によるいかにも東京漫才といったスマートな音曲漫才。
そして、前半の1時台になると、円菊、先代小せん、扇橋といった大正から昭和一桁の幹部がさらりと。
そんな末廣亭の昼席の前半がわたしは好きでした。

雨なんざ降ったもんなら、またその雰囲気はひとしお。
たまらない味があるんです…

あと、前半の話を続けると、音曲で二代目の三亀松師匠ね、あと、奇術なら菊代先生だ。
そして、講談の貞丈先生らも昼席前半の末廣亭って雰囲気があって好きでした。

思えばみんな大ベテランオンパレードが寄席だったわけで、世代交代はいつの時代でも仕方ないことですが、出ていてなんですけど、ちょっぴり今は寂しいかな、わたしのように子供の頃から寄席通いしていると、ホントにそういう寄席芸ベテラン組を何度も何度も観ていたわけですわ。

それぞれに、役目が暗黙のうちにあったし、今よりも前半と後半のそのいい意味での温度差ってのが、たまらなくございました。

ああ、新宿末廣亭ってこういうイメージだったんですよ、わたしには。

お楽しみはあくまで後半、といわんたばかりの寄席番組のさらりとした前半の進み方がまた魅力的でした。

そんな夢のような新宿末廣亭に出演できる日が来るなんて…まあ、寄席は各所わたしには夢のような高座なんです。
だって、もれなく各所、小学生のころから通っていた、あの寄席ですよ、そりゃそんな人間が出る側にまわった日にゃ狂喜乱舞は当然の如くであります。

いまは、番組が若い!笑
何度も申し上げますが、ホント自分が出ていてなんですけど…笑

これはそういう時代的流れで、落語の世界だけでなく、学校の先生などにも言えます。
歳廻りがいま丁度そういう時期なんでしょう。
いわばたまたま仕方ないことってやつです。

し、しかし、お楽しみはこれからで一度世代交代の新陳代謝をいたしますと、寄席はまたその代謝後メンバーで寄席を守っていきます。
だから数十年後の新宿末廣亭が楽しみなわけです。
そのためには今の寄席を観ておく必要性が大いにあります。

だからこそ、今だからこそ、いつも以上に寄席へのご来場をオススメいたします。
2018.10.10 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0)-

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