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ワインレッドの心

第2303回
この人この歌
〜安全地帯〜

芸術協会の重鎮、笑三師匠がお亡くなりになった。
大正生まれの噺家がまた一人…

子供の頃から寄席で笑三師匠がお出になるとワクワクしたし、子供のわたしも大好きな師匠でした。

数年前までお元気な師匠だっただけにショックですね…。

たい平師匠がいまは浅草演芸ホールのプログラムの表紙絵を描いておられますが、数年前までは長年、笑三師匠でした。

懐かしの芸術協会らしい高座を守り続けた師匠でした。
わたしも仕事では数回お世話になりました。
そのとき笑三師匠がおっしゃっていたのが「仕事はいつもやりたくない、嫌いぐらいがいいんです」

はっきり言ってわたしまさに、この精神です、…

だってそうでないと、仕事として出来ないですよ。いまは、趣味ですか? と思いたくなる場面がたまにあり、驚きます。

わたしも出来ればやめたいなって、いつも思ってしまうんですよ…

一席一席ってそういう気持ちでやらんとなかなか難しいです。
だからくたびれます。

笑三師匠に教わったことです。

ワインレッドの色紋付の印象です。
なんとも大正生まれの師匠では華のある雰囲気でした。
ネタですと、「悋気の火の玉」「ぞろぞろ」「さんま芝居」「てれすこ」なんていうちょいと変わった風のネタが多かったし、新作だと「奥様ドライブ」とか、江戸川乱歩作品より「心理試験」なんて噺も随分聴きました。
寄席だと漫談が多かったですね。
「英語版桃太郎」とか「安全地帯」なんてのがありました。

とにかく子供にも分かりやすい、そして、なんら含みもなく、頭を軽くして、ぼーっと聴ける、寄席中の寄席でしょう、笑三師匠は。

落語のここがどうだとか、この噺をこう変えたとか、なんとも愚息なことで酒が飲める時代のようですが、芝浜の台詞じゃないが「魚が嫌いだという人は本当に旨い魚を知らないんだ」ってなもんです笑

漫談オンリーとか、同じ噺をいつものようにやる人がいるから、二つ目で実力あるとか言われている人が光ってるんです。

それ…わからないのかな…笑

先代三平師匠のあの高座があるから、志ん朝、談志、小三治がまた名人なわけでして。
本格派の前に高座に自分か上がる前にピエロになりましょう、ってのがわたしの考え方です。
だって次の人が上手く感じますでしょ。
それが寄席の流れのお客様満足度を上げていく一つの流れではないかと思います。
が、笑三師匠みたいなタイプが去るってのは、ホントにこういう流れを理解してくださる方がまた周りから一人… 消えてしまった、このショックは多大なる、わたしの心をかき乱します。

笑三師匠が上がっている高座が寄席ではない。
寄席だからこそ笑三師匠が上がっているんです。

もっともっと自分の今があるのは、先輩方の自分より前の出番の人の引き立てでいま自分が上手いと言われているんだ、面白いと思われているんだ、これをもっと感じていかないといけないです。

笑三師匠のご冥福心よりお祈り申し上げます。
2018.12.13 Thursday | comments(0) | trackbacks(0)-

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